JR東日本では株主優待制度により運賃又は料金、もしくはその両方に1枚で2割引となる“株主優待割引券„というものがあります。というのが簡単な説明ですが実はもう一つ、株主優待割引券以外に株主優待を受けられる紙があります。それはタイトルにもある通り“株主優待割引券代用証„です。

この代用証はどのようなときに手に入るのか、それは“株主優待割引券を利用して購入した乗車券類を運行不能及び遅延のために払い戻したとき„に発行されます。具体的なことは旅客営業規則の第282条に書いてあるので見てください。ちなみに、ただ使わなくなったから払い戻したい だとか 株主優待範囲外である東日本会社線を含まない経路に乗車変更したい と言った場合には代用証は発行されず割引券の返還もされません。

今回は金券屋で普通の優待券を購入した際に出てきたもので、この代用証が発行された詳しい経緯は分かりません。
東株優代

右上の黒塗りになっている部分は7桁の数字が記入してありました。
また、用紙が通常の優待券とは違い真っ白で、右上の“safety„のみが偽造防止になっているようです。

なおこの代用証の起源は2020年5月31日となっていますが2020年4月27日にJR東日本から株主優待割引券および株主優待割引券代用証の有効期間延長が発表(PDF)され、この代用証も2021年5月31日まで使えるようになりました。
そのころには自由に旅行できたらいいな。。。


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